第3例目の乳幼児を羽田空港まで無事に搬送しました。JCCNとして拠点病院、史上初の搬送です。

皆様の多大なるご支援のお蔭で、先天性気管狭窄、右心系単心室グレン術後、心房頻拍の乳幼児男児を、新潟大学病院 ⇒ 新潟空港 ⇒ 羽田空港 ⇒ 東京都立小児総合医療センターに搬送できました

 

メディカルコントロールと搬送チームは東京都立小児総合医療センターに担当していただきました

 

搬送チームが新幹線で新潟大学病院に赴き、新潟空港まで搬送し、機内に搬入しました。

重症な気管狭窄や先天性心疾患の乳幼児を、睡眠剤などで寝かせて臥床させてしまうと、鎮静剤などは心機能を低下させたり、意識が無くなると舌根が沈下したりして気道閉塞が強くなり危険です。そのため、お母さんに抱いてもらった形の搬送にしました。

途中で気道閉塞症状が出ても、先天性気管狭窄がある場合、人工呼吸をするために気管内挿管をすることができない(気管チューブの方が狭窄部より太い)ので、そのようなことがないように、お母さんに抱いてもらう方が安全になります。

 

 

13時35分に新潟空港を離陸しました。搬送中、患児の状態は非常に安定していました

 

 

 

14時25分に無事に羽田空港に到着しました。その後、東京都立小児総合医療センターのドクターカーで搬送され、15時50分に無事に東京都立小児総合医療センターに到着しました

 

このような搬送を実施できたのはひとえに皆様のご支援のお蔭です

今後とも何卒、ご支援いただきますようお願い申し上げます